仙台市 泉区 歯科医院 歯医者 後藤吉平歯科のスタッフブログ

2010年3月13日
少し前の話になりますが...

皆さんは、みちのくゴルフタイムスというゴルフ新聞をご存知ですか??

私は、みちのくゴルフタイムスという地域密着のゴルフニュースが満載のフリーマガジンにインプラントに関する皆さんが思う疑問点や質問にお答えしています。

今日は、その記事の一部についてここでお話ししたいと思います。

インプラント治療は絶対大丈夫?

こんな疑問・質問に関して...

「インプラントの使いまわしはあり得ない」

 この原稿を書き始めた時(一月二十一日頃)、名古屋のある歯科医がインプラントの「使いまわし」があったという報道がテレビで流れました。今回のテーマをこの「使いまわし」に変えてお話します。

 「使いまわし」とは、他人に使用したものをもう一度使用するという事だと理解すると、もちろん論理的に考えていけない事は当然なのですが、生物学的にはどうなのか?というと、基本的にインプラント体は「純チタン」あるいは「チタン合金」などが使用されています。

 この人工歯根が骨に限りなく一体化する事がオッセオインテグレーションと呼ぶ事は以前のコラムで既に説明してありますね。そして、このインプラントの表面は前回お話した通り、骨との接触面積が大きくなるように細かな凹凸を沢山つけてあり、血液の細胞が入り込みやすくなるサイズに工夫しています。

 ここが重要な点です。一旦、インプラントがヒトの体内に持ち込まれると、そのヒトの血液タンパクがこのインプラントの表面に入り込み、適切な方法で処置された場合、インプラント周囲に新しい骨が形成されるのです。
 
 しかし、種々の悪条件が重なったり不適切な処置(これは次回に説明)ではインプラントの周囲には骨が新成されず、インプラントを異物として体内から排出されるような機序が働き、結果このインプラントは感染源となってしまいます。

 このように、一旦使用したインプラント体には肉眼的には消毒をすればきれいになったように見えても、インプラントの表面と反応したタンパク質を除去する事は、通常は不可能です。

 インプラントの埋入手術は空気清浄装置がある手術室で無菌的に行うのが原則です。

無菌と言うのは、このような感じになります。

無菌.jpg

 当院には、この掲載新聞を待合室におきたくさんの患者様に見ていただけるようにしています。

また、東北6県のゴルフ場、ゴルフ練習場、ゴルフショップ、その他ご協力店舗(ゴルフ関連以外)でも配布しております。
 
 お近くの配布先にて入手ください。

 ※ただし、部数には限りがございますので、無くなり次第終了となります。ご了承ください。

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